top of page
【新世紀黙示録】
プロローグ
⋆⋆⋆ Prologue ⋆⋆⋆
毎日毎日、決められた時間に起きて、決められた場所に向かう。
夜になったら帰って眠り、また同じ朝が来る。
そんな退屈な日々が続くと、毎日の生活がまるで作業に思えてくる。
同じ日を繰り返しているようにさえ感じる。
人生って本当にそんなものなのか?
もっと楽しく、冒険と興奮に満ちたものでもいいんじゃないのか?
そんな事を思いつつ、今日もベッドに潜り、変わらない明日を待つ。
この狭い世界で暮らす人々にとって、徹底的に管理された生活は当然のものであり、その生活に疑問を持つこと自体が間違いなのだ。
だがおれは御免だ。
一生をここで終えるなんて冗談じゃない。
絶対に出てやる、地上へ。
bottom of page